ボッテガ キーリング
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ボッテガ キーリング
鍵につけるものに2万円。冷静に考えるとおかしい。でもボッテガのキーリングを実際にポケットから出してみると、あの革の手触りがいちいち良くて困る。朝、家を出るとき。帰ってきてドアを開けるとき。一日に何回も触る物だから、ここの質が変わると地味に生活が変わる。地味に。派手には変わらない。でも地味にずっと気分がいい。
このカテゴリーは9個しかない。ボッテガの中では一番小さいカテゴリーだと思う。で、ざっと見ると二種類に分かれる。
一つはストラップタイプ。革の紐にノット——結び目がついていて、先にカラビナとかリングがある。ブラック、ブラウン、ネイビーの三色。これはジーンズのベルトループに引っ掛ける人が多い。革のノット部分がポケットからちょっとだけ出ている感じ。あのノットはボッテガがバッグとかクラッチにも使っているモチーフで、知っている人が見れば「あ、ボッテガだ」とわかる。知らない人には革紐。それでいい。
もう一つはタグタイプ。小さい革のプレートにイントレチャートの編み込みが入っていて、シルバーのリングに鍵をつける。リングにBOTTEGA VENETAの刻印がある。ボッテガって外側にブランド名を出さないブランドなんだけど、キーリングのリング部分だけは例外。ここだけ刻印が入る。こっちはカラーが多い。ネイビー、グリーン、ゴールド、シルバー、ブラウン、あとブラックとブルーを捻って合わせたツイスト。
で、どれにするか。
正直に言うと、自分用ならまず自分の財布の色を見ればいい。財布がブラックならキーリングもブラック。それが一番楽だし間違いがない。でも「楽だし間違いがない」を選ぶかどうかは人による。自分はバッグがブラックだからキーリングはあえてグリーンにした。理由は単純で、バッグの中で鍵を探すとき、黒い内装に黒いキーリングだと全然見つからないから。グリーンにしたら一瞬で見つかるようになった。これはおしゃれとかじゃなくて完全に実用の話。
ゴールドとシルバーのメタリックは他と雰囲気がだいぶ違う。革にメタリックの光沢が入っているから、キーリングというよりアクセサリーに近い見た目になる。バッグのハンドルにつけてチャームみたいに使っている女性を見かけたことがある。なるほどそういう使い方もあるのか、と思った。
ブラック×ブルーのツイストは、二色の革を捻って組み合わせたモデルで、このカテゴリーの中だと一番個性がある。他のは基本的にシンプルだから、ちょっと変わったものがほしい人向け。
あとこれは言っておいたほうがいいと思うんだけど、キーケースとキーリングは別物だ。キーリングは鍵をリングにまとめるだけ。鍵はむき出し。キーケースは鍵を革の中にしまう。バッグの中で鍵が財布とかスマホをガリガリ傷つけるのが嫌ならキーケース。鍵をパッと出してパッとしまいたいならキーリング。どっちが偉いとかはない。
一つだけ本音を言うと、ボッテガのキーリングは「ボッテガの革ってどうなんだろう」と気になっている人が試すのにちょうどいいアイテムだと思う。財布は4万、バッグは3万5千。いきなりそこに飛ぶのは勇気がいる。キーリングなら2万弱だ。これで毎日イントレチャートの革に触れてみて、気に入ったら次はカードケースあたりに進めばいいし、別にそうでもなかったら2万で済んだことになる。